今回の気になるは、PM2.5です。
今朝のNHKでショッキングなニュースが流れていました。
PM2.5といえば、大気汚染で問題になっている中国から飛来して
くるもの認識されていますが、こちらのニュースでは、地下鉄で
最大で地上のおよそ5倍の濃度が観測されたと報告されています。
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Table of Contents
PM2.5が発生する原因とは?
どうして地下鉄でPM2.5が発生するのか?
原因としては、
電車が駅に停車する時に
ブレーキの際に車輪やレールなどが削れて発生しているとみられ、
専門家は「呼吸器などに病気がある人や長期間働く人など
への影響を調査する必要がある」と指摘しています。
PM2.5は1000分の2.5ミリ以下の極めて小さい粒子ですが、
吸い込み続けると呼吸器や循環器などへの健康に影響を
及ぼすと指摘されています。
PM2.5の濃度が高濃度になる地下鉄特有の事情とは?
専門家が指摘する高濃度の事情とは、
電車がブレーキをかけると、
★車輪とレールやブレーキの部品がこすれて削られる!
★パンタグラフと架線も摩擦で少しずつ削られ、
金属のPM2.5が発生するとみられています。
さらに、
PM2.5はトンネル内を浮遊したり、底にたまったりして、
電車が通過するたびに巻き上げられてホームに流れ込むと考えられます。
また、通勤ラッシュで濃度が高くなるのは、
★時間あたりの電車の本数が増えること!
★多くの人を乗せているため、車体が重くなりブレーキをかける際、
車輪やレールにより摩擦がかかるためとみられます。
地下鉄には送風機などで換気する仕組みがあるほか、
地下鉄各社は定期的に構内で清掃などを行っていますが、
十分に取り除けていないとみられます。
地下鉄各社の現状は?
東京メトロ
換気対策やトンネルや駅の粉じんを除去するため清掃
を行ってはいるが、粉じんの定期的な計測はしていない。
福岡市地下鉄
駅員が長時間滞在する駅務室で定期的に濃度を計測している。
換気や清掃など粉じん対策を行ってはいるが、
PM2.5の濃度は把握していないということです。
名古屋市営地下鉄
福岡市地下鉄と同じく対策は行っているが、
PM2.5の濃度は把握していないということです。
Osaka Metro
こちらもまた、対策は行っているが、
PM2.5の濃度は把握していないということです。
環境省の基準は?
環境省は昭和48年に大きさが1000分の10ミリ以下の微粒子について、
大気中の濃度の環境基準を定めましたが、
この環境基準は屋外が対象で、地下鉄や地下街、建物の中など
閉鎖された場所でのPM2.5の濃度の国の基準は現在ありません。
というのが現状です。
まとめ
専門家によれば「短時間であれば大きな問題ではない」との
コメントはありますが、管理者が思うには、基本的に健康管理は、
自己の判断と思います。
また、閉鎖された空間の国の明確なPM2.5の濃度基準がない
ということから、自分の身は自分で防衛しましょう。
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マスク使用する際の3つのポイント
① 鼻と口をしっかり覆いましょう
マスクを下にズラしてしまうと、
鼻のところに大きなスキマができてしまいます。
② 不織布素材の耳かけで頬のスキマを無くしましょう
「ゴム耳タイプ」のマスクは顔のサイドの頬部にスキマができやすいことから、
「不織布耳タイプ」に比べ、捕集性能が大きく下がります。
③ 顔に合ったサイズを選びましょう
大きすぎるマスクは顔との間にスキマができ、
逆に小さすぎるマスクは耳が痛くなることがあります。